映画マリー・アントワネット

ソフィア・コッポラ監督の映画、マリー・アントワネットを見てきました。
ちまたでは、結構評価が分かれてるみたいですが・・。

どうやら否定派はこんな感じですね
・オーストリア女帝マリア・テレジアやフランス宮廷が全員英語はありえない!!
・ストーリー性が薄い

たしかに。それはそうです。私もちょっと思いました。ドイツ語っぽい英語、フランス語っぽい英語が出てくるのはちょっと引くかも・・。ストーリーについては私は原作を先に読んでいたので、そんなには思いませんでした。2時間そこそこの映画にするためには、原作を大幅にカットするのはしかたないかなーと。ただ、ええ!?そこで終わりですか!!??っていうとこで終わっちゃったのは事実かもですね。

でも。総合的に言って、私は結構好きな映画かなーと思いました。豪華でかわいらしいドレス、シューズ、お菓子、ヴェルサイユ宮殿ロケで撮ってるので、画面がずっと華やかで、そこにポップな音楽が不思議にマッチしてました。徹夜で遊んだ次の日に朝日を見るシーンはヴァージン・スーサイズを思い出すような映像美で、さすがソフィア・コッポラと思いました。主演女優が同じなのもあるかもしれないですけど(^^;)

たぶん、女の人は結構楽しめると思います。男の人は、苦手な人も多いかも。

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マリー・アントワネット

マリー・アントワネット〈上〉 〈下〉

Photo_2 映画をみようと思っていたら、本屋さんに原作本!!さっそく読んでみました。

マリーアントワネットと言えば、有名なマンガでタカラヅカにもなった「ベルサイユのバラ」くらいしかイメージがなく、「パンがなければお菓子を食べればいいのに」とか言った人だったよなー、という感じだったのですが、これを読んで、かなりイメージが変わりまくり。

史実に基づいた内容でした。フランス王妃の話、というよりは、フランス王妃となった一人の女性の話、という感じ。「無知で浪費癖のある王妃」という一般的な(?)イメージに左右されることなく、14歳で同盟のために最近まで敵国だったフランスへ嫁がされ、18歳で王妃になってしまった、女の子の実情を描いています。おもしろかった。

でも、映画のポップなイメージで読み始めたので、意外と難しかったかも・・。
私、実は「高校で世界史を履修していない人」な可能性が非常に高いんです。なので、マリア・テレジアはオーストリアの女帝だと思ってたのに、本についてる地図にはオーストリアはない??「神聖ローマ帝国」なにそれ??ってな感じで、背景となるヨーロッパの情勢はさっぱりでした。いまさらですが、世界史の教科書でも買って勉強しようかな・・。

ではでは、次回はソフィア・コッポラ監督の映画マリー・アントワネットの感想でも書きます!!

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華麗なる一族

華麗なる一族〈上〉 〈中〉〈下〉

Photo ドラマの第一回目を見て、原作読みたくなりました。二回目見逃してしまったので今週日曜はビデオとります(^^;)HDDレコーダー欲しいなぁ。。

ドラマのキムタクはかっこよかったですね!!でも一人だけ現代風に見えるのはヘアスタイルのせい??原作ではもうちょっと熱くて濃い感じのキャラでした。原作では、一日に2回髭をそらないと青々とするらしいです。。。キムタクのイメージが。。ドラマと言えば、コンビニに華麗なる一族のパンが売ってますねぇ
。。カレーパン はぁ

山崎豊子さんは、前に沈まぬ太陽を読んだときに、大きい会社の偉い人や政治家はこんなに悪い人ばっかりなのかぁ??と思うくらい、裏社会が書かれていましたが、今回もそう思いました。現ナマが飛び交うかと思いきや、実力者に庭石を贈ったり、情報提供のお礼が絵画だったりと、ほんとかなー?うそかなー?と思いながら読みました。今でもこんなことしてるんだったらやだなぁ。。
時代が古いので、銀行の金利(配当)が国に決められていたり、「鉄は国家なり」と言われたり、上巻のあたりはちょっと話が分かりづらいのですが、中巻の中ぐらいからどんどん話が進み、一気に読みました。おもしろかった!!
予想通り愛人の高須相子やなやつで、お父さんもわるいやつでした。わるい人ばっかり登場するので、読んだ後ちょっと疲れますけどね。。。

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のだめ

ドラマ見てました。
CDも買っちゃいました!
アニメも始まった!!

のだめカンタービレ (16)

406340613x01_ss500_sclzzzzzzz_v38786589__1 奇声を発する変人ピアニスト(の卵)が主人公のコミックです。

あまりにも有名ですが。

小さい頃ピアノを習っていたので、ご多分にもれずピアノを弾きたくなりました。マンガとはわかっているけれど、あんなに才能があればなーと思っちゃいます。

ピアノを買いたいと思ってYAMAHAへ見に行って、そして、とってもしょんぼりして帰ってきました。ピアノの前に一軒家を買う必要がありますね。。実家もマンションだったんです。でも私が小学生のころは、母がご近所に「うちの子がピアノならっててうるさくてすみませんねー」って言ってくれて、マンション住まいでもピアノ弾けたんですけど、さすがに最近は無理かも??

一軒家。。夢が遠のきます。。。。

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移転しました

ブログを引っ越しました。
今後はここに読書日記書きます。

旧ブログはこちら
(記事も移設したので見ても何もないですが。。)
  ↓↓↓
元文学少女の読書日記


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さぼりすぎ

9月以来の更新。。。もうこのままそっとフェードアウトしてしまおうかと思ったりしていましたが、ふと友人にブログのことを話したら、すごく見てもらっているみたいなので、それを糧に今年はがんばろうと思います。よろしくお願いします。
実はここ1年間、いろいろと変化がありまして。。。昨年3月に勤めていた会社を退職、そして転職、、と思いきや試用期間で退職(社員登用辞退??)、関西に引っ越し、なんと結婚、ハローワークの職業訓練校へ入学 と激動の1年でした。今は職業訓練校が今月で修了なので、就職活動中です。。結構キビシーですが。

というわけで元文学少女は失業中にも関わらず、日記再開します!!

最近読んだ本。。日記には書いていないが膨大だ(TT)
ちょっとずつ書いていきますね。もはや日記ではなく報告みたいになってますが。
では近いうちに読書日記書きますので、少々お待ちくださいませ。

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沙門空海唐の国にて鬼と宴す2

やっと読みました。
図書館に行ったら資料整理日で休館だったりして、なかなか借りに行けなかったのでイライラしてましたが、やっと。

沙門空海唐の国にて鬼と宴す1    


Photo_39
題名のとおりに、空海が唐の国で鬼(広い意味で言えば鬼なんだろう)と宴してました。最後まで読んで、題名通りだなーーと。笑
登場人物には楊貴妃、玄宗、安倍仲麻呂、白楽天など、とても有名な人物がでてきます。安禄山の乱の時に実は楊貴妃は・・という話で、かなり奇想天外なストーリー展開です。おもしろかったです。予想もつかない方へと話が転がって行くので、作者はどうやって話を考えたんだろうと思っていたら、あとがきに「最初は楊貴妃が登場するとは自分でも思わなかった」というようなことを書いていました。いやーある意味すごい。

同じく夢枕獏さんの「陰陽師」シリーズにちょっと似た雰囲気の部分があり、陰陽道、密教は違うのでしょうが、同じような感じになってしまったところはちょっと残念でした。でもかなりおもしろかったのでおすすめです!

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沙門空海唐の国にて鬼と宴す

ずっと気になっていました。題名が何となく気になっていました。でも分厚くてたかいのでずっと買うのを躊躇していました。が、先日図書館で発見!早速借りてみたのは良いものの、3巻までだと勘違いし、せっせと読み進めたらものすごく中途半端なところで終わってしまい(さぁこれから敵の正体がわかる!!ってとこ)がっかりです。早く読みたいです。

なのでまだ感想書けません。

読んだら書きます。

ではまた。

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ゲド戦記

大学生のときに図書館でかりで読んだんですが、すっかり忘れてしまっていました。小さいころに繰り返し読んだ本って忘れないのに、大人になって読むと忘れてしまうのって、脳が老化してるから??脳を鍛えたい今日この頃です。

☆映画の評判が・・ ゲド戦記
Photo_38 なんだか映画の評判があまり芳しくないようで。ネットで感想を検索するとボロクソ言われてるのでちょっと見る気が失せてきましたが、実際のところどうなんでしょう??知り合いは「おもしろくなかった」って言ってましたけど・・。
まあ宮崎アニメって原作とストーリーが大幅に、それはそれは大幅に変わっていることが多いので、私はあまり「原作と違う!!」っていうのは気にならないんですけど。でも今回は「絵が微妙」とか「ストーリーが面白くない」とかいろいろ言われていて。あー見に行こうかどうしようか・・・
まあ、映画のことはゆっくり悩みます。(って言ってるうちに終わってしまいそうですが)

原作は1〜5巻と外伝の合計6冊なのですが、私は1の影との戦いが一番好きです。禁じられた魔法を使ったために、よこしまなもの(影)を呼び出してしまったゲドが、影と対決するという話なのですが、影の正体がわかったときにこの話の深さがわかります。
3巻まではゲドの活躍が描かれているのですが、4巻からはゲドが主人公ではなくなるのがちょっとさびしいです。

外伝では、なぜ登場する魔法使いが男ばかりなのかということのわけや、本編には描かれていなかったストーリーなどが短編で入っていて、今回初めて読んだのですが面白かったです。

学生のころ、図書館司書の資格を取るために受けていた講義で、1時間だけ講師として翻訳者の清水さんがきてくださったような気がするのですが(記憶が定かではありません・・汗)そのときに、ファンタジーでありながら、現代の抱える問題(自我とか女性の社会的立場とか)をしっかり描いているところがとてもいいとおっしゃってました。4巻以降のゲドとテナーの生活を言っているんだと思います。そういう視点で見るとまた違った読み方ができてくるのでおもしろいです。

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ダメダメな人

いまさらながら、読んでみました。

☆やっと・・ 嫌われ松子の一生(上) (下)

映画にもなってかなり話題になっていたのに、まだ読んでなかったのですがやっと読みました。映画と違って救いがないとか聞いていたのでちょっと読む気になれなかったんですが、読んでみたらそれほどでもなかったです。

人生の大事な節目で自分の気持ちに流されてしまうというか、潔く自分の気持ちに正直な選択をする女の人が主人公で、共感するというか、よくやるねぇというか、よくもわるくもまっすぐな生き方をしています。そのせいでこれでもかというくらい転がり落ちていく人生なのですが、不思議と読んでいてすがすがしい感じがしました。悲劇的な人生と思われるのですが、読後感はそんなに悪くなかったです。

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